夜中に疼く肩の痛みの原因

症例81 奈良県生駒郡斑鳩町在住 70代女性

夜中に疼く肩の痛みの症状

ご紹介で来られた方です。
3か月前に職場で左肩を強打し、それから左肩から上腕部にかけて疼きがあるということでした。
夜中に肩周辺の疼きで目を覚ますのが一番つらいということでした。
上肢の可動域制限もあり、外傷性の五十肩のような状態になっていました。

夜中に疼く肩の痛みの整体

「初回の整体」
肩の可動域を検査すると万歳動作で肩から腕にかけて痛みが強くでる状態で、ベッドで寝てもらっても疼きが続く状態でした。
前は今よりも痛みが強く出ていたということでした。
整形外科で検査をしたが骨には異常が無いと言われ、いろいろと治療していたが、疼きが続くので当院に来られたと仰られていました。
施術はまずはじめに、骨盤等身体全体の歪みを整えることを行い、その後、腕から肩にかけて筋膜リリースと骨の調整を行いました。
特に腋のあたりの筋膜と骨の癒着が強かったので、そこを念入りに施術しました。
施術後、かなり痛みが少なくなったと仰られたので、生活上の注意点と悪い状態を身体が形状記憶しているので戻りがあることを説明し、整体を終えました。
「二回目の整体」
前回の施術で痛みが緩和したが、歪みと痛みの戻りがある状態でした。
施術は前回同様のことを行いました。
「三回目の整体」
疼痛が少しづつ緩和し施術の戻りも少なくなっていました。
「四回目の整体」
夜中の肩の痛みが消失し、良く眠れるということでした。
「五回目の整体」
痛みが完全に消失し、肩の可動域も正常になったのでこの回で治療終了としました。

夜中に疼く肩の痛みの考察

今回の症例のように肩周辺を強打し、外傷性からの五十肩状態になる方は良く来られます。
この発生機序から鑑別すべきことは腱板断裂があります。
腱板断裂は手術を行う必要があるので、病院での処置となります。
この方は比較的短期に改善傾向が現れたので、腱板断裂ではないと判断できました。
もう少し改善に時間がかかれば、再度病院での精査をすすめていました。

肩の痛みについてはこちら

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たけもと接骨院・整体院
〒636-0073
奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
0745-31-5702

院長 武本昌史(柔道整復師)

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