上向きに寝ると痛む脊柱管狭窄症の原因

症例62 奈良県北葛城郡広陵町在住 60代男性

上向きに寝ると痛む脊柱管狭窄症の症状

当院ホームページをご覧になり来られた方です。
3か月前に右下肢に痛みとしびれが出だし、整形外科で脊柱管狭窄症と診断されたということでした。
施術室に入ってこられる時は右下肢を引きずりながら、かなり辛そうな表情で、上向きで寝て脚を伸ばすと右下肢の痛みとしびれが増強する状態でした。

上向きに寝ると痛む脊柱管狭窄症の整体

「初回の整体」
上向きが辛い状態でしたので、ベッドに横向きになってもらい、腰椎4番5番、骨盤、股関節、膝、足首の矯正に下肢の筋膜リリースを行いました。
その後、上向きの姿勢をとってもらうと、痛みが少し緩和していたので、再度足首と膝の調整を行っていきした。
上向きの姿勢は時間が経つと痛みが増強してきたので、次は座位で調整しました。
最後に自宅での筋膜リリースと生活上の注意点を伝え整体を終了しました。
「二回目の整体」
前回の整体終了時よりも歩き方が良くなっており、ご本人もだいぶ楽になったと仰っていました。
また、上向きに寝る姿勢も前回よりも長い時間もつようになっていました。
前回と同じ施術を行いました。
「三回目の整体」
歩き方がさらに良くなっており、上向き姿勢も痛みなく寝れるようになっていました。
右膝の伸びが悪いのでお聴きすると、脊柱管狭窄症になる前から膝の具合が悪かったと仰られたので右足首と右膝の施術を中心に行いました。
「四回目の整体」
この回には脊柱管狭窄症による右下肢の痛みとしびれはほぼ消失したので、右膝の施術を中心に行いました。
「五回目の整体」
右膝の伸びもかなり改善し、以前よりも歩く姿勢が良くなっていたので、脊柱管狭窄症の治療は終了しました。
現在は変形性膝関節症の治療を継続中です。

上向きに寝ると痛む脊柱管狭窄症の考察

脊柱管狭窄症は通常治癒に長期間を要しますが、この方の場合脊柱よりも膝の悪さが骨盤を歪め、右下肢の痛みとしびれの坐骨神経痛を出していたものと思われます。
当院の経験上、脊柱管狭窄症と診断された方でも脊柱以外に原因があり、症状を出していることが多くあると感じています。
この場合は今回のように比較的短期間に改善が見られることがあります。

坐骨神経痛についてはこちら

 

たけもと接骨院・整体院
〒636-0073
奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
0745-31-5702

院長 武本昌史(柔道整復師)

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