朝起きた時のぎっくり腰の原因

症例53 奈良県北葛城郡王寺町在住 40代女性

朝起きた時のぎっくり腰の症状

過去にぎっくり腰で来られたことがある方です。
数年ぶりにぎっくり腰になったということでした。
昨日、腰のだるさがあったものの動くことに支障はない程度だったが、本日朝目覚めると腰が痛くて、起き上がれない状態ということでした。
当院に入って来られた時は御主人に付き添われての状態でかなり痛そうでした。

朝起きた時のぎっくり腰の整体

「初回の整体」
初検時、疼痛でベッドに寝れる状態ではなかったので、まず始めに座位姿勢での施術を行いました。
骨盤の歪みと固さ、腰椎の歪みと固さを調整し、特に右の仙腸関節(骨盤)の固さが強くあったのでここを念入りに調整しました。
その後、下肢の筋膜リリースを行うと痛みが半減していたので、生活の注意点を伝えこの日の整体を終えました。
「二回目以降の整体」
その後も筋膜と骨の施術を中心に行い、改善はしてきたのですが、急性腰痛(ぎっくり腰)にしては改善期間が長く、痛みが残存し、仕事を休んでいる状態でした。
お話の中で数か月前に原因不明のめまいが続くことがあり、この数か月体調が良くないということでしたので、施術を内臓疲労調整と自律神経調整に切り替え身体の回復力を引き上げることにしました。
そうすると、筋膜と骨の施術をしている時よりも改善が早くなり、仕事に復帰することができました。

朝起きた時のぎっくり腰の考察

一般的にぎっくり腰は無理な姿勢や重いものを持った瞬間急激に傷めるというふうに思われていますが、実はぎっくり腰はじわじわとご自身の気づかないうちに疲労が蓄積されて起こります。
原因は一瞬の出来事ではなく、疲労が処理できない状態になっていることなのです。今回の症例は数か月前からめまい等の症状があり、体調が良くない状態が続いており、疲労回復できない状態がぎっくり腰を引き起こしたと考えられます。
当院ではその場しのぎの痛みを取ることよりも、寝たら回復できる身体になることが治療の目的だと考えています。
何度もぎっくり腰や腰痛を繰り返す方は一度ご自身の生活習慣を見直すことをおすすめします。

ぎっくり腰についてはこちら

 

たけもと接骨院・整体院
〒636-0073
奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
0745-31-5702

院長 武本昌史(柔道整復師)

関連記事

Leave a Comment