交通事故によるむち打ち症と背骨の関係

症例27 奈良県北葛城郡広陵町 30代男性

交通事故によるむち打ちの症状

最近、交通事故(車に後ろから追突される)で受傷し、病院でむち打ち症と診断されて来られた方です。
首から肩の痛みと頭痛、腰痛も出ている状態でした。
また、受傷後、眠りも浅くなったとのことでした。

交通事故によるむち打ちの整体

「初回の整体」
初検時、首の後ろから肩と肩甲骨周りの痛みが著明で、特に顔を上に向ける動作で痛みが強く誘発されました。
また、腰を反らす動作で腰痛が誘発される状態もありました。
背骨の歪みと弾力性を検査すると背骨の上のほうの胸椎(上部胸椎)に歪みと弾力性がなくなっていました。
始めに座った姿勢で骨盤を矯正し、次に上向きで背骨を矯正し、自律神経調整をして初回の整体を終えました。
「二回目~八回目の整体」
初回と同様の施術を行いました。
「九回目の整体」
腰の痛みはほぼ消失し、顔を上に向ける動作の痛みは半減し首の可動域も改善してきました。
背骨の上のほう(上部胸椎)の固さと歪みが残存していたので、ここを重点的に施術しました。
「十二回目の整体」
首肩腰の痛みはほぼ消失し、頭痛と眠りにくさが残存する状態でしたのでこの回から自律神経調整(頭蓋治療)と内臓調整を中心に整体を行いました。
交通事故のよるむち打ちの衝撃は、内臓にもストレスをかけるので画像診断上問題なくても内臓が弱り機能低下している場合もよくあるので内臓疲労調整も必要なことがあります。
「二十回目の整体」
夜よく眠れるようになり頭痛も消失したのでこの回で治療を終了しました。

交通事故によるむち打ちの考察

交通事故によるむち打ちは受傷のダメージにもよりますが長期を要する場合があります。
特に頭痛や不眠、めまい等の自律神経症状が出る場合も多く診られ、この場合は治療に長期間を要することが多いです。
また、交通事故によるむち打ちの首の痛みや可動域制限は多くの場合、今回の症例のように頸椎よりも上部胸椎の歪みやロッキングモーションによる固さが原因していることが整体の現場では多く見られます。
むち打ちの衝撃は頸部捻挫以外に内臓も含め身体全体にダメージを与えていることがあるので、首だけでなく身体をトータルに診て治療していく必要があります。
ですので交通事故によるむち打ち治療は長期を要する場合が多く見られるのです。

交通事故によるむち打ちについてはこちら

 

たけもと接骨院・整体院
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奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
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院長 武本昌史(柔道整復師)

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