90代女性の歩く時の膝の痛み(変形性膝関節症)

症例31 奈良県北葛城郡河合町在住 90代女性

歩く時の膝の痛み(変形性膝関節症)の症状

ご紹介で来られた方です。
数か月前から右膝が歩くときに痛み出し、以前は杖なしでも歩けてたのが、杖を使わないと歩けないということで以前のように杖を使わずに歩きたいというご希望でした。

歩く時の膝の痛み(変形性膝関節症)の整体

「初回の整体」
初検時、右膝の状態を確認すると膝が完全に伸びていなく曲がった状態で、膝関節の屈伸制限がありました。
また、膝の関節の隙間が詰まっている状態と下肢の筋膜の捻じれも確認しました。
まず、初めに膝関節の伸展制限を改善させ、膝の伸びを良くすることを目標に整体をすることにしました。
足首周辺のリリースから臀部までのリリースを行い、次に骨盤と股関節の矯正を行い、最後に膝関節の詰まりを取る矯正を行い整体を終えました。
「二回目の整体」
痛みの変化なし。
前回と同様の施術を行いました。
「五回目の整体」
膝の伸びも良くなってきており、歩くのが楽になってきたと仰られました。
同様の施術を行う。
「八回目の整体」
歩くのが苦でなくなり、杖なしでも歩ける状態になったと仰られ、膝の詰まりも改善してきました。
次回良い状態を維持できていれば治療を終了にする旨を伝えました。
「九回目の整体」
良い状態が維持できていたのでこの回で治療を終了することにしました。
また、症状は改善したが、膝の変形が無くなったわけではないので定期的はケアにくることをおすすめしておきました。

歩く時の膝の痛み(変形性膝関節症)の考察

90代という年齢から最初は改善までに長期を要すると予想したのですが、予想外に順調に改善していかれました。その要因はやはり本人の自己治癒力が高かったと思われます。
改善の速度や改善するかどうかは、ご本人のこれまでの生活習慣がかなり影響すると考えられ、年齢に関係なく自己治癒力は生活習慣で決まることを再確認できた症例でした。
治療というのは一方通行では成り立たず、施術者側がすべてをコントロールできるものではなく、患者側の生活習慣やセルフケアも含めた協同作業であると思います。
この治療方針のもと当院では施術と体質改善指導(生活習慣改善とセルフケア)を合わせたアプローチを行っております。

膝の痛みについてはこちら

 

たけもと接骨院・整体院
〒636-0073
奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
0745-31-5702

院長 武本昌史(柔道整復師)

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