踵の痛み(足底筋膜炎)と筋膜の関係

症例26 奈良県北葛城郡王寺町在住 50代女性

かかとの痛み(足底筋膜炎)と筋膜の症状

以前に当院に来られていた方です。
1か月前から左の踵が痛むということでした。
特に朝起きた時の痛みが強くあり、徐々に痛みは緩和してくるものの、踵に体重がかかると痛む状態でした。

かかとの痛み(足底筋膜炎)と筋膜の整体

「初回の整体」
初検時、歩行してもらうと左足をひきずり、かなり痛そうでした。
姿勢検査では骨盤の捻じれがあり、左下肢が外側に捻じれているのを確認しました。
まず最初に骨盤の捻じれを調整し、その後に下腿部の筋膜を検査すると反応があったので、下腿部の筋膜リリースを行い、立ってもらうと痛みが緩和していたので、さらに大腿部の筋膜を検査するとここでも反応があったので原因している筋膜を見つけリリースすると痛みが半減していたので、初回はここで整体を終了しました。
「二回目の整体」
初回時に調整した骨盤や筋膜にもどりがあったのでこの回も前回と同じ調整をし、その後自宅でできる筋膜リリースを教えて整体を終えました。
「三回目~八回目の整体」
左下肢全体の原因している筋膜リリースを続け、同時に自宅での筋膜リリースを行ってもらった結果整体八回目で左の踵の痛みが消失し、治療終了になりました。

かかとの痛み(足底筋膜炎)と筋膜の考察

踵の痛み(足底筋膜炎)は踵以外に下肢の筋膜全体を診て原因を見つける必要があります。
私の整体の現場での経験では下腿や大腿部の筋膜に癒着や捻じれが生じて、かかとに痛みを出していることが多いように感じます。
他院で改善せずに踵の痛みで当院を受診される方が多く来らるのは、踵の周りだけを治療して他の原因を見落としていることが考えられます。
踵の痛み(足底筋膜炎)は改善に長期を要する疾患であると考えられていますが、患部だけではなく、全体を考察し原因を見つけることができれば、悪さの度合いにもよりますが、短期間で改善する場合もあります

踵の痛みについてはこちら

 

たけもと接骨院・整体院
〒636-0073
奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
0745-31-5702

院長 武本昌史(柔道整復師)

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