肘の痛み(テニス肘)と手首の関係

症例37 奈良県北葛城郡河合町在住 40代女性

肘の痛み(テニス肘)と手首の関係の症状

以前に当院に来られていて数年ぶりに来られた方です。
左ひじの痛みで来られたのですが、症状は肘の外側の痛みで、病院でテニス肘と診断され治療していたが改善せず、当院を思い出して来られたということでした。
ご本人はテニスをしているわけでもないので、仕事の負荷で傷めたのではと言うことでした。
テニス肘や野球肘は病名ではなく俗称なので、仕事や家事で傷めた肘でも外側の肘の痛みならテニス肘、内側の肘の痛みなら野球肘と言うこともあるとお伝えさせてもらいました。
また、日常生活で物を持ったりする動作での肘の痛みが特に強くあるとのことでした。

肘の痛み(テニス肘)と手首の関係の整体

「初回の整体」
初検時、痛みの検査をすると肘の曲げ伸ばしと肘を伸ばした状態で手首を曲げると疼痛が誘発されるのを確認しました。
施術は上肢全体の筋膜リリースをはじめに行い、次に肩の機能障害があったので、肩甲骨の矯正と肩関節の矯正を行いました。
肘関節はそれほ機能障害や歪みが無かったので微調整だけ行い、自宅でのセルフケアをお伝えして整体を終えました。
この段階で曲げ伸ばしした時の肘の痛みが緩和していました。
「二回目の整体」
肘の痛みが前回の施術から少し緩和しているとのことでした。
この回も前回同様の整体を行いました。
「四回目の整体」
自転車のブレーキをかける時の肘の痛みが無くなったとのことでした。
動きの検査でも肘を曲げ伸ばしした時の肘の痛みは消失していました。
肘を伸ばした状態で手首を曲げた時の肘の痛みは残存。
「八回目の整体」
この回は手首の関節を検査すると、かなり関節のズレと固さがあったので手首の矯正を中心に行ったところ、肘を伸ばした状態で手首を曲げた時の肘の痛みが消失しました。
「九回目の整体」
痛みが消失したのでこの回で治療を終了しました。
最後にセルフケアは続けるよう伝えました。

肘の痛み(テニス肘)と手首の関係の考察

肘の痛みはテニス肘や野球肘も含めて肘そのものに問題があるよりも、上肢全体の筋膜や肩甲骨、肩関節、手首に原因がある場合が私の整体の現場では多く見られます。
特に改善せず他院から来られた方を診ると、手首の原因が見落とされがちで、その結果肘の痛みが長く続くことがあると感じています。
肘にシップや電気治療、マッサージ等を施しても改善しないのは原因が他にあることが考えられますので、肘の痛みが改善されずにお困りであれば一度ご相談くださいませ。

肘の痛み(テニス肘、野球肘)についてはこちら

 

たけもと接骨院・整体院
〒636-0073
奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
0745-31-5702

院長 武本昌史(柔道整復師)

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