手術を勧められた膝!変形性膝関節症と半月板損傷と筋膜の関係

症例18 奈良県北葛城郡河合町在住 60代女性

手術を勧められた膝(変形性膝関節症)と半月板損傷の症状

以前、当院に五十肩の治療で来られていた方で、今回数年ぶりに膝のお悩みで来られました。
まず、お話をお聞きすると1年ほど前に歩行中にバランスを崩してつまずいたのがきっかけで、歩くのが苦痛なくらい右膝が痛くなり、つまずいた時は嘔吐するくらい痛かったと仰られていました。
病院でのレントゲン撮影で変形性膝関節症に半月板が割れていると診断され、リハビリに通うも改善せず手術を勧められているとのことでした。
ご本人は手術はしたくないというご希望があり、どこまで良くなりたいかをお聞きすると娘さんと旅行に行けるようになりたいということでした。
また、この方は毎日忙しくどうしても歩く必要があり、少しでも苦痛なく歩きたいとも仰られていました。

手術を勧められた膝(変形性膝関節症)と半月板損傷の整体

「初回の整体」
初検時、右膝を確認するとかなり膝の変形が進んでいる状態で膝関節の屈伸制限も著明でした。
ベッドに上向きに寝てもらうと膝が伸びきらず膝裏がベッドから浮いてる状態を確認し、ご本人にも認識してもらいました。
そこでまず、膝の伸展制限を改善させることを中心に整体することから始めました。
下腿と大腿部、臀部の筋膜をリリースした後に足首、股関節、骨盤の矯正を行い、その後に膝関節の骨と骨の隙間を拡げる調整をしました。
膝関節の骨と骨の隙間はかなり狭くなっている状態でした。
初回の整体はこれで終了しました。
「二回目の整体」
前回の整体後の状態よりも少しもどりがありましたので、初回と同じ部位に施術しました。
「三回目の整体」
今回も前回整体終了後のもどりがあったので、前回と同じ施術をしました。
「四回目から六回目の整体」
整体のもどりがあるので同じ部位の施術を続ける。
「七回目の整体」
今回はもどりがなく、前回整体終了後の状態で施術ができました。
「八回目の整体」
膝の伸びが良くなってきてベッドに膝裏が着く状態になってきました。
「九回目の整体」
この回から膝の骨と骨の隙間を拡げる調整を中心に施術しました。
「一三回目の整体」
この頃、歩くのが苦痛で無くなってきたと仰られていました。
「一五回目の整体」
娘さんと旅行にいくことができたと喜んでおられました。
かなり改善したが治癒したわけでないので、一か月に一回の調整にくることをおすすめし整体を終了しました。

手術を勧められた膝(変形性膝関節症)と半月板損傷の考察

今回、手術を勧められた膝(変形性膝関節症)と半月板損傷というテーマでしたが、病院で軟骨や半月板が原因と診断されても良くなるケースは多く見られます。
なぜなら軟骨や半月板には痛みを感じる痛覚がないのです。
痛みは神経や血管が多く含まれる筋膜や筋肉で感じることが多いと推察されます。
筋膜を正常な状態にし、関節の機能障害を回復させることができれば、軟骨のすりへりや半月板の断裂があっても痛みが緩和することは可能であると思われます。

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たけもと接骨院・整体院
〒636-0073
奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
0745-31-5702

院長 武本昌史(柔道整復師)

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